くらし情報『「ネオ東京・歌謡曲」をSXSWで轟かした。“レトロフューチャー”に魅せられた草野絵美(Satellite Young)のバックボーン。』

「ネオ東京・歌謡曲」をSXSWで轟かした。“レトロフューチャー”に魅せられた草野絵美(Satellite Young)のバックボーン。

この辺りはどういった考えを持っていますか?Emi:単純にテックが好きだということもありますが、テクノロジーを歌のテーマにしたいんです。ファッションもテクノロジーも同じく流行があるのですが、ファッションにはそれほど技術革新がない。言い換えると、それほど古くならないので、今70年代の服を掘り出してきても、また流行がくれば正しく見えたりする。逆にテクノロジーには技術革新があるので、古くなりやすい。そこに憂いを感じているというのが理由の一つです。あとは自分がスタートアップバブルのときに起業をしたときに、周りに「学校辞めてみんな起業しよう」といった変な空気がありました。そこらじゅうでみんな「ピボット、ピボット」ととりあえずカタカナを叫ぶ。そのときに、「90年代のバブルってこんな感じだったのかな?」と少し体感することができました。
ただ、私自身がハードなプログラマーというわけでもないので、あくまでもコンセプチュアルな次元でテクノロジーを取り込もうとしているんです。それに、「音楽がやりたい」、「こういうジャンルがやりたい」というよりは、エモーションを作品に昇華したいという気持ちが強い。それがたまたま今は音楽なだけで、形になるものが作れればいい。

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