25杯目:ミレニアルズの5人に1人が、「セクシャルマイノリティ」だと自認する時代。#TRP2017|「丼」じゃなくて「#」で読み解く、現代社会
1980年代以降に生まれて2000年代に社会に出る、「ミレニアルズ」と呼ばれる世代。彼らは上の世代と比べ、自分のセクシュアリティにオープンな傾向があるという。それを教えてくれる研究結果がアメリカで発表された。

Photo by Glenn Halog
20%以上が「セクシャルマイノリティ」を自認するミレニアルズ
アメリカの「GLAAD(中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟)」の調査によると、アメリカの18歳から34歳のミレニアルズのうち20%がLGBTQだと自認している。また、12%がトランスジェンダーまたは自分のジェンダーアイデンティティが「既存の性役割」に当てはまらないと答えている。
したがってLGBTQを自認していなくても自らのジェンダーアイデンティティが「既存の性役割」に完全には当てはまらない人も存在し、2つのデータの人々は重なりあうため、それらを全てセクシャルマイノリティだとすると、のべ32%のミレニアルズがセクシュアルマイノリティであるという結果だ。
ここからわかるのは、彼らが上の世代とは異なり、セクシュアリティの種類の多様性が認められていく社会の流れのなかで育ってきたということだ。