くらし情報『「私の髪色は生まれつきこの色です」と証明させる“地毛証明書”への違和感。』

「私の髪色は生まれつきこの色です」と証明させる“地毛証明書”への違和感。

という価値観を教育現場で押し付けてしまうのは少々危険なのではないか。

生まれ持った個性を“違反”の対象とみなし、その生徒にのみ「地毛証明書」を提出するのは差別に近いものを感じる。また、ボーダレスが叫ばれる現代社会で、「黒髪ストレート」以外は全て排斥する行為を教育現場で行って「“違い”を受け入れる」という人間性を育む教育は果たして成り立つのだろうか。

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Photo by Aricka Lewis

“自由”にすることで“人が育つ”教育

教育現場で「地毛証明書」を提出させるほどシビアに取り締まり、黒髪でなければいけないと押し付ける必要があるのかどうかを問いかけたい。なぜなら、“禁止”から生徒を解き放つことで感性豊かであったり、勉強ができる人材が育っていく教育もあるからだ。そんな日本の学校を2校紹介したい。1校目は、都内トップの進学校である麻布学園には「校則」が一切ない。服装や髪の毛の色はすべて自由であり、茶色に留まらず髪色が赤や黄や青の生徒がいるのだとか。
しかし、この高校は「自由な生き方」をさせるのが方針。「自由」に責任はもちろん伴う。つまり自由の中で社会とのバランスを“自分で考えて”行動することを委ねている。

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