#1 平和のための“ホーム”を渋谷につくる「建てない建築家」| 渋谷の拡張家族ハウス「Cift」が描く未来の生き方
(*1)ヘモグロビンとはヒトを含む全ての脊椎動物や一部のその他の動物の血液中に見られる赤血球の中に存在するタンパク質
(c) Kensuke Fujishiro
アーヤ:その発想がCiftのコンセプトの原点になってるんだね。
藤代:これは学生時代のポートフォリオなんだけど…
(c) Kensuke Fujishiro
藤代:「美術館をつくれ」っていう課題だったんだけど、僕は世界遺産をつくりにいったんだ(笑)。代々木公園のなかに何もない塔を建てる。そこに一人のヒッピーが壁画を描き始める。それがムーブメントになって、みんながハシゴをかけて、天井まで平和の絵を描き続けた…っていうストーリー。他の学生が模型をつくってきているなかで、僕は図面もなく、この詩を朗読したんだ。建築家というより、詩人だよね(笑)。 アーヤ:変態だね(笑)。 藤代:自分の魂に出会って、新しい自分になって帰っていく、「ソーシャルアニマルからトゥルーアニマルへ」っていう壮大なストーリーで語っているし(笑)。
これは、要は温泉を作るプロジェクトなんだけど。
(c) Kensuke Fujishiro
藤代:これは、ARを通して、その都市がどれだけエコ活動をしているかが見える展望台。