くらし情報『スケボーと起業には共通点がある。無価値な落花生を「3カ月で3万個売れるピーナッツバター」に変えた男』

スケボーと起業には共通点がある。無価値な落花生を「3カ月で3万個売れるピーナッツバター」に変えた男

ちょっとだけブサイクな落花生を見て、中野さんは「これってピーナッツバターになんのかな?」と思った。

友達の母ちゃんに道具を借りて作り始めたのが最初。だいたいうまくいかないんですけど、「おいしいねこれ!ピーナッツバターみたいじゃん!」って。それを2人でやりながら、畑も借りて、まわりを巻き込みつつどんどんはまっていったんです。まあ当時は好きな仲間と集まる口実に過ぎなかったんですけどね。今もそうですが、この時から大事だったのは、「大好きな仲間と何かをすること」だったから。だから集まっても結局スケートして、サーフィンして、BBQして。ピーナッツバターにかける時間なんて10分ぐらいでしたよ(笑)
“ちょっとブサイクな落花生”にのめり込み、地元の道の駅で売るなどしているうちに、ビジネスとして本格的に取り組もうと思い始めた中野さんは、後に二人のメンバーを加え、2013年の夏に起業。
それを周囲に話していると、いきなり大きな依頼が舞い込んだ。原作のタイトルが「ピーナッツ」である世界的に有名なキャラクター、スヌーピーとのコラボ商品を売り出すことになったのだ。

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スヌーピー×HNDのピーナッツバター依頼を受けたのは偶然だったんですけど、このときはピーナッツバターを5,000個作ることになって、まず焙煎するための工場を探したんです。

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