スケボーと起業には共通点がある。無価値な落花生を「3カ月で3万個売れるピーナッツバター」に変えた男
最近は九十九里町のおばあちゃんやおじいちゃんから、「九十九里町には美味しいイワシやハマグリがあるんだけど、これもどうにかならない?」っていう声が届き始めていて。落花生の新しい価値を生み出した実績が周知されたことで、僕らにそういう声が届き始めたんでしょうね
HNDが地道に続けてきた活動が今、信頼という形になって可視化され始めている。この機を逃さず中野さんが仕掛けたのが、九十九里町の魅力を伝えるための体験型ワークショップ、「HAPPY DAY TRIP」だ。
「HAPPY DAY TRIP」のロゴ。テストを兼ねた初回は全てのツアーがほぼ完売。現在継続開催を目指して奮闘中。「HAPPY DAY TRIP」は、九十九里町の場と産物の魅力をもっと伝えていくために始めました。ここ4年で九十九里町にある保育園が4校も廃校になり、アクセスのいい国内屈指のサーフィンのメッカなのに、東京五輪の会場候補にもなれなかった。
この現状は変えないといけないと思っています。だから廃園した海辺の保育園を拠点にして、プロサーファーの市東重明(しとう しげあき)さんにサーフィンをレクチャーしていただいたり、九十九里町の産物であるイワシやハマグリを使ったBBQを楽しんでもらったり、視界が360度良好なビーチでヨガをしてみたり。