“平和ボケ”の日本人へ。社会がいう“正しい答え”ではなく、自分にあった答えを探すための冊子を作る若者
たとえばトランスジェンダーの人をもっと見せるとかもそうだし、普段そんなに見ないものや触れないものを、もっと授業で見せるのもすごく重要だと思います。普段触れないものだからこそ印象に残るのだろうし
「自由な選択」をしようにも、社会の現実やその多面性を知ることなしには、選ぶことさえないのではないだろうか。多様な世界を見せることに重点をおかず、自分で考えることを学べない教育では、多面的な考え方が身につけられず、その結果「型にはまった人生」しか歩めなくなってしまうおそれがある。
Yume:教育でも生き方とか自分のあり方でも、本当は全員にとって一つの正しい答えなんてないはずですよね。自由なはずだけど日本って“正しい答え”がある。こういう見た目でこういう性的対象がいい、という正しい型にハマろうとして自分や個性を殺すことが多々ある。そもそも教育から「絶対正しい答え」があって、だから国語の問題でも解答は完全にこれ、これ以外はありえないっていうのが多いし、みんなの生き方もそうだなって思えて。生きていきながら「自分にあった正しい生き方」を見つけるべきなのに、みんな社会がいう“正しい答え”をただ目指している感じがする。