「大学に意味を感じなかった」。人気アニメの作者・スウェーデンの“デジタルネイティブの実態”
アニメ好きは知っているかもしれない。2014年1月にYoutubeに投稿され話題をかっさらったアニメ、『せんぱいクラブ』。スウェーデンの高校生2人組によって作られたこのDIYアニメは、トーストを口にくわえて学校まで走る女子学生の姿やパンチラなど、“お約束”をもったいぶらずに盛り込んでいる。高校に入学した主人公が謎の「せんぱいクラブ」という部活に出会うところから物語は始まる。その部活にいるのは、ヒーローせんぱい、ロックンロールせんぱい、ボウルカットせんぱい、バンチョーせんぱい、お嬢様せんぱいなど、日本のカルチャーに親しみのある人ならクスッとしてしまうようなキャラクターたちばかり。日本のアニメをオマージュし見事日本のアニメファンを虜にして再生回数は投稿されてすぐ90万回に。2015年にはポニーキャニオンからDVDがリリースされた。このアニメの魅力はなんといっても片言の日本語。
アニメ製作のためだけに日本語を学んだという作者の1人、Eric Bradford(エリック・ブラッドフォード)は高校を卒業し現在フリーランスとしてスウェーデンを拠点に働いている。そんな彼が今回日本に滞在中だというので、Be inspired!は話を聞きに行った。