「大学に意味を感じなかった」。人気アニメの作者・スウェーデンの“デジタルネイティブの実態”
「せんぱいクラブ」は100%アニメの日本のイメージを元にしている。
音楽が大好きだというエリック。中野のレコード屋さんで
ーそういうことだったのですね。『せんぱいクラブ』はもともと高校の授業の課題で作ったと聞きました。うーん、そうとも言える。スウェーデンでは、卒業するときに卒業制作があるんだ。僕はデザインプログラムをやっていたから、デジタルコンテンツクリエーションに関連した卒業制作にする必要があった。もともとゲームのプロトタイプの構想を練っていたんだけど、それはほったらかしにして放課後に「せんぱいクラブ」を作っていたんだ。
それで、卒業制作の提出日の一ヶ月前にやっぱり「せんぱいクラブ」を提出しようって決めた。それにエッセイを書いて一緒に提出しようって。「せんぱいクラブ」のほうが新鮮だったし、基準を満たしていたから。無事卒業制作として通ったよ。ー1ヶ月前に卒業制作のテーマを個人のプロジェクトに変えられるのはスウェーデンらしいですね!日本だと難しそうな気もする。先生たちの反応はどうでした?気に入ってくれたよ。学校のプロジェクトのためにやっていたわけではなかったから、意欲的に取り組んでいたんだ。