「添加物を入れるのが前提だということに驚いた」。日本の食品業界の常識を変える“粉食品”を生み出した男
まだまだ余白があって未完成品なんです」と清水さんはいう。「種類は増やしたいし、もっと水に溶けやすいようにしたい」と課題を口にする。
まだ資本力が無いブランドなので、受け手が求めるものを、受け手のいろんな意見を聞きながら、少しずつ開発していくのがいいかなと思っています。そういう意見とか感想って作られたものではなく生の声だから、ポジティブなものでもネガティブなものでも嬉しいんです。「ENJI」と「MOEGI」のパッケージには商品番号が印字されているんですが、それぞれ「001」と「002」の3桁。まだまだ先は長い(笑)
「MOEGI」を使う清水さん
消費者の声を取り入れる余白を残した製品を世に出すという視点は、完璧な製品を世界に送り出そうとしてきた多くの日本ブランドには無かった盲点かもしれない。もはや利便性や快適性の追求は天井を打ちつつある。完成品を広告して売るのではなく、あえて余白を残した未完成品を、受け手の声とともに成長させていく。
それが清水さんが目指すブランドの形だ。
ストイックじゃなくてもいい。NICE n EASY的ゆるい健康生活のススメ
「不健康がいい」なんてそんな奇特な人はなかなか見かけないから、健康でいたいという思いは誰もが持つ共通項だろう。