くらし情報『使わなくなった毛皮製品を仕立て直す男が、いくら“社会にいいこと”でも「押し付けでは意味がない」と考える理由』

使わなくなった毛皮製品を仕立て直す男が、いくら“社会にいいこと”でも「押し付けでは意味がない」と考える理由

「職人の手間」と「動物の命」のうえに成り立つ毛皮製品をできるだけ無駄にせず、大切にするべきだという信念がビジネスの根底にある。現在35歳で取締役を務める松田 真吾(まつだ しんご)氏の祖父は、1960年代、在日米軍やその家族に向けて毛皮を販売するアルバイトをしたのち、毛皮商社に就職。外国人向けに作られた毛皮製品が日本人のサイズに合わなかったため、修理を始めたことがきっかけで祖母と共にTADFURを創業したのだそう。技術の発展とともに父親の代で本格的にリメイクするようになり、松田氏の代では都内に利用したい人が気軽に相談できるサロンを作ったり、大々的にブランドを発信したりするなど、改革を続けている。

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TADFUR CMO 松田 真吾氏
家族三代続いてきたリメイク業、てっきり幼い頃から消費や社会について意識していたのかと思うと、そうでもないという。大学生時代には漠然と「起業したい」という思いがあり、それはどちらかというと「一儲けしてやろう」という感じだったらしい。たぶん当時はまだ「社会起業家」って言葉もなかったような気がします。ライブドアの堀江さんがメディアを騒がせてて、サイバーエージェントの藤田さんの講演を聞きにいったり、ビジネスを「上場させる」

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