くらし情報『使わなくなった毛皮製品を仕立て直す男が、いくら“社会にいいこと”でも「押し付けでは意味がない」と考える理由』

使わなくなった毛皮製品を仕立て直す男が、いくら“社会にいいこと”でも「押し付けでは意味がない」と考える理由

慎重にならなければいけないトピックですが、それでも知っていて欲しいですね。一匹の動物からコートができていると思っている方も少なくないんです。それは実はあり得ない話で。ロングコートだと、ミンクのようなイタチ科の動物であれば40匹分の毛皮が使われていることもあります。リスで作ることもありますね。あんなにちっちゃいのに。生産過程が知らされていないまま売りに出されているのが現状です。そういうのを知ったうえで使って欲しいという思いはあります(*2 )毛皮縫製における最大の特徴は、縫い目が毛に隠れてほぼ見えないこと。
そのため、職人の目利きと技が優れていれば痕跡を残すことなく直すことができる。
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TADFURというきっかけに巡り会い、「ものを大切にする」という思想を持ち始めた当初、気持ちが高ぶり一方的に発信していたという松田氏。社内でファストファッションの裏側を暴くドキュメンタリー『ザ・トゥルー・コスト 〜ファストファッション 真の代償〜』の上映会を企画したときも押し付けになってしまっていたと振り返る。社会をよりよくしたいと、政治的な活動にも参加していた松田氏はその経験も通して、「広めたいっていうのは自分の正義であり、エゴでもある」

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