くらし情報『使わなくなった毛皮製品を仕立て直す男が、いくら“社会にいいこと”でも「押し付けでは意味がない」と考える理由』

使わなくなった毛皮製品を仕立て直す男が、いくら“社会にいいこと”でも「押し付けでは意味がない」と考える理由

と気づいたそうだ。

いろんな組織に絡んでいくうちに、様々な思惑がみえました。社会問題をなんとかして解決したい人、選挙で「この人を通したい」って思ってる人、自分の身近な問題をわかってほしいと共有しようとする人。でもそれでまわりが見えなくなることが多くて。人間関係をぶち壊しちゃったり。そういう現場を見てきたし、僕も友達に「?」って顔をされたこともあった。そこから少し抜けてみると、僕自身強く言ってくる人のプレッシャーをすごく感じたりした。そんな経験を経て距離の取り方を考えないと、難しいな人って、と思うようになったんですよね
だからこそ、自分はまだうまくできてはいないが、毛皮に関しても楽しくプラスな気持ちで「選択肢」として存在したいと松田氏は話す。
残っている課題は、毛皮という分野において、「ものを大切にするという選択肢」を楽しく提供していくことであり、毛皮というものの特色上、利用者の年代が高めのアッパー層に集中している現状に対して工夫することだという。

今の自分の金銭感覚で、うちのサービスはなかなか利用できないですよ、やっぱり(笑)「たっけー」て思うんですよ(笑)もちろん良いものにはそれだけお金を掛ける価値もあるし、それだけの職人さんたちの手間がかかるんです。

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