くらし情報『セックス、生理、ピルについてオープンに話さない日本が背負う“代償”について声を上げる一人の女性』

セックス、生理、ピルについてオープンに話さない日本が背負う“代償”について声を上げる一人の女性

とアドバイスをもらい、そこで普段はあまり行かない産婦人科を訪れた。結局のところ、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)を抱えていたのが肌のトラブルや生理不順、度を超えた生理痛の原因だった。PCOSとは、卵巣の中にたくさんの卵胞があり卵子をうまく排出できない状態のこと。これは珍しいことではなく、治療を行えば改善される。「まずだいたいさ日本人って婦人科行かないじゃん。そもそもそういう会話もあまりない」。生理が不規則なことと肌や体の不調の関係性について知っていればもっとはやく改善できていた、と話す彼女。

「血栓とかできて死んじゃうかもしれないから安易に飲まない方がいいよ」

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低用量ピルについての情報が限られているのは、日本がセックスについてオープンに話す風潮がないことが関係しているのかもしれない。


日本では「ピル=セックスします」でしょ。だからピルについて話すのを避けるのは、セックスしないっていうのを日本は前提にしたいからだと思う
「今こうしてこのことについて話しているのも、まわりの人から聞いて不愉快なのかな、小声で喋らないといけないのかな」と、カフェで取材を受けていると考えてしまうと話す彼女。それでも「セックスすることが当たり前」

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