#016 利便性や立地よりも「コミュニティ」や「スピリット」を中心とする“商店街の新しいカタチ”を提案する男| ALL YOURS木村のLIFE-SPECの作り方
そういう経験って何事にも変えがたいし、移動コストが下がっている今こそ、ローカルの口コミを頼りに旅をする格好のチャンスです。人が動くキッカケを作る。お店は「不動産」。動けないからこそ、カルチャーが作れるってメリットはある。お店が動けないなら、動きたいヒトを作っていく。そのお店の魅力を同じ価値観でつながった人たちに届ける仕組みが「商店街2.0」なのです。
③グレイトフルデッド的観光ツアー
ツイッターで「今治のイベントに来ませんか?」と募ったところ、福岡、大阪、東京から続々と参加表明が…!結局、違う土地から10名以上が各々のスケジュールに合わせて今治という地を楽しんでくれました。しかも、東京から訪れたフリーランスや事業をやっている人から、ローカル向けに編集やブランディングのワークショップも自主的に行ってくれて、東京で磨いてきたものをローカルに落としていくこともできました。
ひとつの行政区域で言うと、いわゆる「地方vs東京」みたいな論点で語られがちだけど、もっと小さい単位の東京はとてもローカルだ。そう、東京も小さく見てみれば、ローカルの集合体。「イメージとしての東京」は知っているかもしれないけれど、池尻大橋のことは知らないでしょう?東京タワーも、スカイツリーも無い東京の小さな街。