くらし情報『「お金ってダルいときない?」起業や大企業への就職を経てクリエイターのベーシックインカムを始めた23歳』

「お金ってダルいときない?」起業や大企業への就職を経てクリエイターのベーシックインカムを始めた23歳

前時代のルールに縛られず、新しい価値観を生み出してきたのは、いつだって若者だった。「若者の〇〇離れ」という言葉が示すのは、盛者必衰の理だ。数々の変遷を重ねてきた「お金」に対する価値観も、また変わり始めている。

目次

・もう一つの居場所を作るために起業。創造性を最大化するために「自分でベーシックインカムを作っちゃった」
・お金の限界が見えてきた? お金じゃ買えない価値ってなんだ


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「何もする気がないなら家を出て行きなさい」。大学受験に失敗し、浪人生になるでもなく、就活するでもなく、家でダラダラと過ごしていた井上さんは母親にこう言われた。筆者なら気を取り直して勉強なり求人情報を漁るなりするところだが、彼は違った。

もう典型的なゆとり。やりたいことはないけど、もう一度受験勉強するのも、高卒フリーターになるのも無理だった。
でも家を追い出されたから、何とか生きていかないといけないと。だから「お金を借りたら生きていける」って思って、銀行に通いだしたんです。馬鹿ですよね(笑)。そのうち仲良くなった銀行員の方にいろいろ教えてもらって、事業計画書を作んなきゃお金は借りられないってことで、僕なりに案を練ってみたんですが、全然話になんなかった。だから最終手段で、6年ぶりに親父に会いに行ったんです
両親の離婚を機に離れて暮らしていた父親のもとを訪ね、挨拶もそこそこに、「起業するからお金を貸してほしい」

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