#006 国際ニュースメディアで“現代の多様な家族”を伝えてきた編集者は、なぜ自分の家族を40人に拡張したのか|渋谷の拡張家族ハウス「Cift」が描く未来の生き方
ちょうどアメリカで同性婚が認められて、渋谷区や世田谷区で同性パートナーシップ制度の議論が始まった頃だったこともあって、反響も大きくていろんな切り口から取材をしていったよ。
特集の原点は「戸籍制度をロックに批判したい」という思い
笹川:ハフポストは「ダイバーシティ」を掲げて、“一人ひとりが自分らしく生きること”を大切にしているのだけど、私はニュースやライフスタイルのカテゴリーを通じて、自分事として捉えられるようなイシューから広げていっている感じかな。子どもが生まれてからは子育て世代の課題に関心が強まったし、ベビーカーを押して歩くようになってからは、車椅子の人たちのことも考えるようになった。自分の人生が多様に広がると、共感できるポイントが増えるなって感じているよ。
仕事と子育てでいっぱいいっぱいだったから、第3の場所に入ってみた
アーヤ:Ciftは「家族のかたち」の連載を進めるなかで知ったの? 笹川:そうそう。「家族のかたち」がスタートしたのが去年の11月で、その月にBe inspired!編集長の平山 潤くんに出会ったんだけど、特集の話をしたら、「拡張家族っていうのがありますよ」ってCiftのことを教えてもらったんだ。