『婚前特急』吉高由里子インタビュー 「がむしゃらに“人”を感じたい」
(Photo:cinemacafe.net)
映画について、自身について、初挑戦となったコメディについて、時折、地の関西弁をのぞかせながらあけすけに語ってくれているのに、どこから本気でどこから“演じて”いるのか分からない。冗談を飛ばしたかと思えば、ふと詩的とすら感じさせる言葉で自らの内面や演じることの本質を語る――やはり、というべきなのか、吉高由里子は簡単にはつかめない。『蛇にピアス』以来となる主演映画『婚前特急』では、5人の男たちと同時に付き合い、たった一人の本当の相手を見つけようとするヒロインのチエを演じている。「普段は自分の出てる映画を見返すのは一度くらいだけど、この映画はもう3回も見た」と言うくらい気に入っている作品なのに「好きか嫌いで言ったらチエは嫌い。撮影が終わるまでずっと好きになれなかった。自分と関わってほしくないタイプ」とのたまう。改めて吉高由里子に問う!理想の恋愛、結婚とは何ぞや?
「フワッと『結婚しよう!』ってなって、ビューッと行っちゃうかも(笑)」
チエは、自分がいま何を必要としているかによって5人の男を“付き合い分ける”。逆に言うと「居てほしいときに居てくれないならいらない」