くらし情報『堺雅人「見通しの悪いいま、できることをしたい」 『日輪の遺産』会見で決意語る』

2011年4月19日 18:03

堺雅人「見通しの悪いいま、できることをしたい」 『日輪の遺産』会見で決意語る

「あの頃(終戦当時)の私たちは少女で『戦争は嫌だ、怖い』と思っていましたが、それでも『何かあったらちゃんとやらなきゃ』という気持ちを持ってました。それを思い出して…改めて戦争は嫌だという気持ちになりました」と語る。映画終盤の久枝のあるシーンに触れ「いま、思い出しても涙が出ます。芝居ではない思いで、テストのときから気持ちがいっぱいになってしまいました。私も当時、動員されて機械の部品を作ったり、軍服のボタンを付けたりしていました」と自身の体験と重ね合わせる八千草さん。さらに「もし、この財宝があればいま、被災されている方たちがどれだけ助かるか、とも思いました。津波の後のあの姿は、戦後の焼け野原と同じで…心に残っています」と悲痛な面持ちで語った。

浅田さんは、18年前に刊行された本作の原作小説をはじめ、戦争をテーマにした作品をいくつも世に送り出しているが「戦争を知らない世代が戦争を描くのは僭越という気持ちもありますが、書かずにいたら文学として(戦争を)伝えていくことができない。
叱られながらも書かなくちゃいけないという使命を持って書いています」と思いを明かす。本作が映画監督10作目となる佐々部監督は、原作で触れられる「国生みの伝説」

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