2011年9月20日 15:35
森山未來インタビュー わずかに成長? “中二病”主人公にけじめの決別宣言!
結局、自己完結で自分の場所に逃げ戻ってくるんです。それじゃダメだというところで終わって、映画はそこから1年後。成長したいというのもあって就職するところから始まるので、仕事で使えないなりにも対人スキルとかは微妙に上がってますよ(笑)。モテ期と言っても四方八方にではなく、一途な方向に向かっているのも変化ですね。ただ、最終的にあるヒロインを追いかけるけど、彼女を追いかける動機が最初とどう変わっているのかが分からないんですよね(笑)。ドラマでは闇雲に走ってたけど、今回は目標を持って走っているという差異はあるよね、という話は大根さん(※監督)とはしましたね」。
おぉ!永遠の“中二病”幸世にそんな成長が。だが、当然のことながら目を背けたくなるようなイタい姿も(大江千里の「格好悪いふられ方」<※歌詞付き>も健在!)。
森山さん自身、情けない幸世を演じながら青春のかさぶたをはがされるような心の痛みを感じることはなかったのだろうか?
「そういう部分はドラマでやっているうちに麻痺してしまいましたね(笑)。ただ、原作のストーリーはドラマで全て消化して、今回はオリジナルストーリーとして久保さんと大根さんの“イタい恋愛あるある”みたいなものを詰め込んだ作品なので『どうしておれがそんなものを引き受けないといけないんだろう…?』という思いになったりはしましたね(苦笑)」。