くらし情報『『CUT』西島秀俊インタビュー 「自分にとっての岐路」となった一作との出会い』

2011年12月14日 15:12

『CUT』西島秀俊インタビュー 「自分にとっての岐路」となった一作との出会い

そこにも俳優・西島秀俊の生き方が見え隠れする。

「そこは100%、マネージャーに任せてます。もちろん、マネージャーが『この台本どう思う?』って聞いてくることはあるし、僕が興味を持っているものについて話をすることはありますが、彼がやると言って僕が『NO』と言ったことは一度もないです。信頼もしてますし、そこで(マネージャーの意見と西島さんのやりたいことが)重ならなくてもいいと思っています。多分、僕がやりたいことだけをやってたらすぐに手詰まりになって終わります(笑)。マネージャーと俳優の視点というのは間違いなく違うもの。だからこそ、そこは合わなかったとしてもやります」。

彼の言葉からも生き方からも計算というものが感じられない。
冒頭に紹介したナデリ監督の言葉ではないが、運命や流れに身を任せ、自分で制御することのできない舟を楽しんでいるかのような…。『CUT』という岐路を経て、舟はどこに向かうのか――?

(photo/text:Naoki Kurozu)

■関連作品:
CUT 2011年12月17日、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開
© CUT LLC2011

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