くらし情報『孤高のハンターを体現した演技派、ウィレム・デフォーが語る「役者としての生き方」』

2012年2月3日 15:26

孤高のハンターを体現した演技派、ウィレム・デフォーが語る「役者としての生き方」

男・マーティンについて「ハンターとしてのキャリアの終焉を待っている男。過去に何か悪いことをしているのだろう。そして、過去に何かしら深く傷ついた経験を持っているのだろう。だからこそ人と触れ合うことを避けて生きている男だと思う」と分析するウィレム。自身とは「全く異なるキャラクター。自分自身は人が好きだし、社交的です」と言うが、マーティンとして実際にタスマニアの大自然に身を投じてみて、新しい自分を発見できたとも明かす。
「今回、大自然に身を置くことで自分の中の新しい要素が引き出された感覚がありました。自然から受けたリアクションが演技に活かされ、物語が作り上げられたのだと思います。
この映画は、タスマニア島でしか撮ることができない作品。大自然がキャラクターの1つです。役者としては、このような未体験の場所に身を置くことで、自分の中の新しい要素が引き出されます。自然の力が役作りの助けになりました。天候の移り変わりの激しさや足場の悪さなど、もちろん苦労もしましたし、たくさんのヒルが体に張り付いたこともありましたけど」。余計な思念を排除して、目に見えぬターゲットに狙いを定めるハンター。その職人的なストイックさは、役にストイックに向き合うウィレム自身と重なるところがあるが…。

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