仕事も恋も“生涯現役”! ロバート・デ・ニーロ×モニカ・ベルッチが語る、愛
もちろんアメリカ映画にも素晴らしいものはたくさんあるけど、ヨーロッパ映画はアメリカ映画よりも洗練された部分があるような気がする。これまで何人ものイタリア人俳優と共演してきたけど、みんな違うから常に流れに任せるように演技をしてきた。イタリア映画ではリハーサルも少ない。それはそれで良いことだと思うし、だからこそ監督の判断に委ねるべきだと思う。私を含め、俳優たちはみんな監督のところへ行ってタイミングなどについて相談してたよ」。
国境を超えて、映画を通して厚い信頼関係が築かれた様子がうかがえるが、その一方で「ジョヴァンニ(・ヴェロネージ監督)には直接言わなかったが…」と言葉を濁すデ・ニーロ。そう、共演のモニカのことである。
「もし彼女が出演しなければがっかりしてた。
モニカほど完璧にあの役を演じられる女優は考えつかない。だからこの映画を撮るのであれば、彼女の出演は絶対だったし、日程的に無理なら待つ気だったんだよ。それほど彼女の出演は重要なんだ」。
デ・ニーロからこんな熱烈なラブコールを送られたモニカだが、彼女自身はハリウッドの大スターであるデ・ニーロとの初共演に対して「正直言って臆病になってた」