仕事も恋も“生涯現役”! ロバート・デ・ニーロ×モニカ・ベルッチが語る、愛
マニャーニや(ジーナ・)ロロブリジーダら素晴らしい女優が活躍していた。彼女たちには成熟した色気があったの。例えばブリジット・バルドーを始め、フランスの女優にはロリータ的な魅力があったけど、イタリアの女優とは別の魅力よ。往年のイタリア人女優たちの魅力には、若さと共に成熟した何かを感じるの。私が考える女性らしさに近いんだと思うわ。今回演じたビオラも、美しさにこだわる女性というイメージがあるわ。ただ40代を目の前にその美しさも衰えてきて、自分がそれまで何も築いてこなかったという女性の苦悩に直面するの。この女性はある意味でかわいくて女っぽいから、私の持ち味も活かせたと思うわ」。
年齢を重ねるごとに俳優として、一人の男として女としての色気と輝きを増していく2人に、“恋愛”についての助言をいただきたいところだが…、「愛について誰かに助言するのは難しいもの」とモニカ。
「悪い結果になる愛だと頭では理解していても、無意識に違う答えを出してしまうこともある。だから忠告ができない問題なの。例えば自分にとって危険な男性だと分かっていても、電話があれば会ってしまうようにね」。だから恋愛に年齢なんて関係ない。電光石火のごとく恋に落ちたエイドリアンとビオラのように。