くらし情報『ティム・バートン監督インタビュー 「みんな“おかしな家族”といった気持ちだよ」』

2012年5月17日 17:41

ティム・バートン監督インタビュー 「みんな“おかしな家族”といった気持ちだよ」

もちろんそこに、オリジナルにはないバートン流のユーモアや仕掛けが散りばめられるのだが、監督にとっては“リメイク”とはどういうことなのだろう?
「僕としてはリメイクという風には考えてないかな。今回の作品で言うと、何よりオリジナルのドラマが持っているスピリットを捉えたかったんだ。その中でも描きたかったのは『家族』。ヴァンパイアやゴーストが出てくるというオリジナルの構造を残しつつ、なかなかうまく機能しない共同体としての家族の姿を映画にしたかったんだ」。

そこには、幼少期から現在に至るまでの監督自身の家族観や理想といったものが反映されているという。
「実は僕自身は子供の頃、決して仲の良い家庭で育ったわけではなくて、よその家庭を『あぁ、うらやましいな』という思いで見てたんだ。でも後々、我が家に限らず、どの家庭もおかしな部分をはらんでいるということに気づいたよ。それは富裕層や中流家庭、貧しい家庭といったあらゆる区別を超越して、全ての家庭にある。
それこそが家族の“リアル”なんだと考えるようになったし、その点は映画に表れていると思うよ」。無名俳優だったジョニーとの出会い、20年以上にわたる「繋がり」

ジョニー同様にバートン組の常連であり、本作にも出演しているヘレナ・ボナム=カーターが監督のプライベートでのパートナーであることは周知の事実。

新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.