女性上司としてアリ?『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』に見る「強い女性」
映画を観るまで、サッチャー元首相に対して抱いていた印象を尋ねると、半数以上の人が「強い政治家」と答え、<鉄の女>という愛称からの連想で「冷静、冷たい」「威厳がある」「“極”コンサバ」「仕事一筋の男性的な人」という比較的ネガティブな表現が多く寄せられていた。そんな中、映画を鑑賞した後には、7割以上の人が「イメージが変わった」と回答。彼女の政治家人生を支えた夫との物語に、「愛を感じた」「やはり愛する心は人を強くする」と夫婦の愛に心動かされた女性が多数見られ、信念を強く持ち続けたサッチャーの力の源を知り、同じ働く女性として前向きな形で刺激されたという人も。
母として妻として、幸せを求める等身大の女性として多くの共感を得られた様子のサッチャーだが、では実際に彼女のような上司がいたら?という話になるとまた別のようで…。そのままの質問を投げかけると、ほぼ同率で「良い」と「少しイヤ」に真っ二つ!「絶対イヤ」という人はごく少数に止まったが、「良い」という回答の中にも「職場の同僚としていると大変かも…」(20代・女性)と漏らす人も。
先述のように軍の出動や人頭税の提案など強硬な政治手段で、多くの反発や批判の声を浴びることとなったサッチャー。