『コッホ先生と僕らの革命』ダニエル・ブリュール 俳優への道を後押しした教師の存在
一週間に一回サッカーを見て発散させる機会をもつのですが、それがないともっと犯罪が増えているのではないでしょうか。若い頃は僕もサッカーをしていましたが、エゴイストの集団はいいチームになれないし、チームとしてまとまらないといけないと感じさせられますね。僕は、ベルリンにスペイン料理店を友達とオープンしたんですけど、そこでスペインリーグを全て見られるようにしました。僕がスペインリーグをドイツにもって来たんです(笑)。好きなチームはバルセロナ。バルセロナにいるときはいつも試合を見に行きますよ。バルセロナのスポンサーになっているビールメーカーのCMにも選手と一緒に出ています。なぜかっていうと、選手と一緒に出演できるから。
それぐらいバルセロナが好きなんです。好きな選手は、リオネル・メッシ、ジェラール・ピケ…ほぼ全員!香川(真司)選手が入団しなかったのは残念でしたね」。
自らの経験をもってサッカーに人を変える力があることを知っているダニエルだからこそ、この役に深い愛情と説得力を与えられたはず。“父”の真意を代弁する言葉にも力が入る。
「サッカーを通して、コッホはどの子供たちにも自分の居場所はあるということを伝えられたと思うんです。