2012年9月25日 20:05
【美的アジア】ホン・サンスの映画世界から香る、芳醇な恋の香り
心理を表す色。一方、ソンオクや劇中に登場する女性たちはブルーや紫色の衣装が印象的。特に紫色には「高貴で華麗」でありながら「神秘的」などの二面性を表す心理的意味があるので、監督はもしかして意図的に色を取り入れたのかしら?なんて深読み、想像してみたり(笑)。劇中の「色」に注目してみると、一味違った楽しみ方ができるかもしれません。
『ハハハ』のほかにも“過去の恋の罠”を考察した『よく知りもしないくせに』、“三角関係”に焦点を当てた『教授とわたし、そして映画』、“その恋はホンモノ?”かを解く『次の朝は他人』の3作も上映されます。男をカッコつけさせようとせず、女を美しく見せようとせずに描くホン・サンス監督の作品だからこそ、“本当の愛とは何か”のヒントが見つかるかもしれません。
この秋、ホン・サンスの世界から、味わったことのない芳醇な恋の香りを堪能してみるのはいかがですか?
(text:Tomomi Kimura)
特集:これが常識?アジア式恋愛ルール
http://www.cinemacafe.net/taiwan/renai/index.html
■関連作品:
よく知りもしないくせに 2012年11月10日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開
© 2009 Jeonwonsa Film Co.. All Rights Reserved.次の朝は他人 2012年11月10日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開
教授とわたし、そして映画 2012年11月10日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開
ハハハ 2012年11月10日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開
小芝風花主演「GO HOME~警視庁身元不明人相談室~」夏放送