『シルク・ドゥ・ソレイユ』上戸彩インタビュー ヒロインに重ねる、やんちゃな少女
にケガをしてしまって…。はしゃぎすぎて(苦笑)。海には行っちゃいけないんだ、スキーに行っちゃいけないんだって、徐々にアクティブではなくなっていったんです」。そういう規制があったからこそ、なおさら映画『シルク』の世界は本来の自分に戻る鍵となり、『シルク』を鑑賞しているその時間だけはミアとして思いっきり自由に駆け回ることができたのではないだろうか。
そんな上戸さんも今年で27歳。誰もが憧れるステキな女性としてますます注目を集めている。けれど…本人としては「まだまだ、やんちゃですね」と、なんとも茶目っ気のある笑顔。そして、「淑やかで、どんなときも冷静で、綺麗で優しい女性になりたいんです」と理想の女性像を語るその表情はなんとも愛らしく、ふとヒロインのミアが旅の最後に青年と再会したときの表情も同じように愛らしさがあったなと──。
そう、『シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語』はステージを彩る映像美だけじゃない、オリンピック級のパフォーマンスだけじゃない、ここぞという瞬間の表情をクローズアップで見ることができるからこそ、自然とミアの感情と自分自身の感情がリンクする。上戸さんが自分をミアに重ね合わせてシルクの世界を旅したように、この映画はきっと女性のハートと記憶を刺激してくれるはず。