シネマカフェ的海外ドラマvol.259 音楽とドラマのステキな関係 第1回
名前の挙がったポール・マッカートニーを始め、アーティスト側から自曲の使用を提案されることも多いとか。「ただし、使用する曲は自然な流れで選んでいることが多く、お気に入りの楽曲やアーティストをあらかじめ想定するようなことはしないんだ。まずはストーリーを分析し、エピソードのテーマと向き合う。それぞれのキャラクターが何を経験しているかを把握した上で、頭にふっと浮かんでくるものを選ぶことが多いね」。
「説明しがたいけど、それがとても自然な流れ」とライアン本人も少々戸惑いながら言い表すプロセスを経て、視聴者をぐいぐいと引き込む展開が出来上がっているのはお見事!ミュージカルのプロデューサーとして数々のブロードウェイ作品を手がけた経験を持ち、「glee/グリー」では製作総指揮を務めているダンテ・ディ・ロレートが付け加えます。「ライアンは『glee/グリー』における音楽の天才。彼は頭の中に音楽の百科事典を持っているような人だから、ブロードウェイの曲であれ、レディー・ガガの歌であれ、彼は何でも知っているんだ」。しかも、ライアン・マーフィーの頭の中にある音楽辞典は、あらゆる年代を網羅している様子。
「glee」