ポール・ダノ&ゾーイ・カザンインタビュー 実生活でも恋人同士で作るラブストーリー
「ゾーイが書いている間、邪魔をしたという点では脚本執筆に手を貸したと言えるかも」と笑うポール。役と自分との共通点があるかどうかについては、「さあ、どうかな」と首をひねる。
「運良く、ゾーイはとても才能のあるライターで、あの役に僕の性格の一部を使ったし、長所もいくつか取り入れた。僕の性格が多少、反映されているか?たぶん、そうなんだろうと思う。恐らく、カルヴィンには僕が気づいていない部分が組み込まれているんだろうな。おかしなことだよね。役者というのは、どんな役でもできるだけ自分を生かそうとするけれど、同時に本当の自分からは思いっきり距離を置こうとするんだから」。
実生活でも恋人のゾーイと、恋人役での共演というのがとても気に入っているというポール。
ゾーイも同じ意見のようだ。
「彼とは『MEEK’S CUTOFF』で共演したことがあるし、実は、お芝居に出演していて出会ったの。ポールと一緒に演じるのはとてもやりやすいわ。彼はすばらしい人でとてもいい役者だけど、この映画を作るのは、ある意味、とても大変だった。私たちは仕事場と家を一緒に往復して、毎日14時間一緒だった。一緒に多くの時間を過ごしたけれど、それは恋人だからではなくて映画のためだった。