【インタビュー】上戸彩×濱田ここね…極寒の『おしん』撮影は「寒いってより痛い」
おしんを手元に残したい一心で、身ごもった子どもを堕ろそうと冷たい川に浸かるシーンは胸が痛くなる。撮影開始からまもない序盤に撮影が行われた。ここでも上戸さんは「不安は全くなかった」と明かす。
「引き受けた時点で川に浸かる覚悟はあったし、これまでも大変な撮影はしてきたのでそのひとつと思ってました。でも、周りのみなさんがすごく心配してピリピリしているのが伝わってきたので、そういうときこそ現場でニコニコしてました。まだクランクインして2日で、『もう入るの?』という思いはありましたけどね(笑)。入ると、寒いってよりも痛いんです(苦笑)。全身の皮がむけるようなビリビリする感じでした」。
この過酷な現場だからこそ、2人の間には年齢もキャリアも超えた確かな結びつきが生まれた。ここねちゃんは言う。
「上戸さんが現場に入るときは『よかったぁ…天使が来る!』って思いました(笑)。上戸さんは心の恩人。毎日でも一緒にいたいって思ってました」。
一方の上戸さんは、ここねちゃんの撮影での苦労に耳を傾けながら「泣かなかったよね?偉いよ。泣いてよかったのに」と漏らす。
「ひとりの人間として尊敬するし、自分もこうでなきゃと初心を思い出させてくれる存在でした。