くらし情報『中谷美紀主演『繕い裁つ人』ほか“ご当地”映画が続々』

中谷美紀主演『繕い裁つ人』ほか“ご当地”映画が続々

(Photo:cinemacafe.net)

(Photo:cinemacafe.net)


フジテレビ系「ゴーストライター」で連続ドラマ13年ぶりの主演を務めたことでも話題の中谷美紀が、一転、“頑固じじい”のような職人を演じ、好評を博している『繕い裁つ人』。本作は、北海道を舞台にした『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』と、優しい雰囲気の中にスピリッツの効いた作品を手がけてきた三島有紀子がメガホンを取っている。

三島監督たっての希望で神戸を中心にオール兵庫ロケが敢行されたという本作を始め、今年は1つの街を舞台にした“ご当地”映画が続々と公開されている。“ふるさと”気分にも浸れる(?)、そんな“ご当地”映画に注目した。

まず、『繕い裁つ人』は、三島監督自身が「慣れ親しんだ神戸で撮影したい」との希望で、特定の舞台設定はない原作コミックの独特な世界観を、実在の土地がもつ空気感で完璧に再現。

中谷さんが、祖母の洋裁店を受け継いだ2代目店主の“仕立て屋”・市江を演じる本作では、服飾、音楽、建築、食べ物といった色々な異国文化が、それらを生み出す職人の技術やこだわりとともに、兵庫の街にとけ込んでいる様子が全編全体を通して伝わってくる。このほど到着した場面写真からも、街と映画のほどよい関係が伺える。

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