アカデミー賞は誰の手に!? 斎藤工も期待する“新星”に注目!
劇中にはそんな彼女の苦悩やひそやかな喜びも描かれており、早くも「女性として共感する!」といった声が寄せられている。
同様に、世界中で大ヒットとなっている『ゴーン・ガール』で一気に知名度を上げたロザムンドも、オックスフォード大出身で芸術一家に育った才女。ウエスト・エンドで活躍しながら、2002年『007 ダイ・アナザー・デイ』でハル・ベリーとともにボンドガールに選ばれた。トム・クルーズ主演の『アウトロー』でも強い印象を残したが、何と言っても、デヴィッド・フィンチャー監督に抜擢された『ゴーン・ガール』での、“唯我独尊”で“ありのまま”過ぎる恐妻エイミー役は圧巻。
実は、同作のプロデューサーで原作小説の映画化権を持っていたのはリース・ウィザースプーン。当初はリース自らエイミーを演じる予定だったが、「(ロザムンドの)どこか不透明な部分がエイミーにピッタリだ」というフィンチャー監督の“鶴のひと声”で、彼女が大役を得た。『ドラゴン・タトゥーの女』でルーニー・マーラを大変身させ、同じく「主演女優賞」ノミネートをもたらした鬼才のお眼鏡にかなっただけに、ジュリアンの対抗となるとしたら、彼女かも。アカデミー賞授賞式では、エイミーのかつての恋人役だったニール・パトリック・ハリスが司会を務めており、2人で何か“しでかしそうな”予感もするが…。