【インタビュー】神田沙也加&リラ・クロフォード 2人の“赤ずきん”が語る「大人の階段」
だと語る。
「立場や年齢の違うおとぎ話の主人公たちが、いろんな困難に立ち向かいながら自分の未来、自分の運命を自分で掴みとって行く自立を描いている。自分自身の成長にあわせて、赤ずきんだったりシンデレラだったり、年齢や成長によって考えさせてくれる、これから先、生きていく時々で思い返したくなる作品ですね」。
リラも神田さんの言葉に「本当にその通り!」とうなずきながら、演じた赤ずきんと自分自身の成長がぴたりと重なったのだと説明する。
「『赤ずきん』のパートは少女から大人の階段をあがっていく物語。撮影をしていたときの私はちょうど12~13歳、赤ずきんと同じ年頃だったんです。映画の冒頭で登場したばかりの赤ずきんはナイーブだし、物事についても世間のこともあまりよく知らない。けれどシンデレラと出会って『No One Is Alone』を歌うとき、あの瞬間に彼女は“もう子供じゃないわ!”って大人に近づいたと思うんです。
私自身も毎日すべての瞬間で少しずつ大人になっているので、赤ずきんと同じですね(笑)」。そんなリラを見て神田さんが「ものすごく大人ですよね」と驚くように、現在14歳のリラは想像以上にしっかりしている素敵なレディだ。