片岡愛之助、歌舞伎を観賞したマッツ・ミケルセンと“正座”で文化交流にご満悦!
と自身のブログにもアップしたほど。
マッツは歌舞伎や楽屋の違いなどについて、愛之助さんに次々と質問。愛之助さんの丁寧な説明に熱心に聞き入る間、なんと終始、正座!「足を崩してくださいね」と言う愛之助さんに「ダンスをしていたので大丈夫です」と苦にする様子もなく、日本文化を重んじるその姿勢に周囲のスタッフを感心させていた。
観劇後、「デンマークにはパントマイム・バレーという形式的な古典劇があり、それに通じるものを感じました。本当に素晴らしかった」と初歌舞伎の感想を語っていたマッツ。愛之助さんから歌舞伎の押隈(おしぐま)をプレゼントされ、「額に飾ります」と大喜びだった。
また、今回の対面を前に、いち早く本作を観ていた愛之助さんは、「腕力だけがものをいう非情な開拓時代の描写に圧倒されます。そして侍のように寡黙に己の筋を通すマッツ・ミケルセンの魅力全開。
ラストカットが秀逸。単なるウエスタン、単なるノワールではございません」と、本作を絶賛。
マッツ自身も「黒澤明監督からインスパイアを受けた歴史的なウェスタン」と語っているだけに、日本が誇る“サムライ・スピリッツ”の“逆輸入”ともいえる本作でそれを見事に体現したマッツの魅力に、人気歌舞伎俳優の愛之助さん自身もすっかり圧倒されたようだ。