くらし情報『綾野剛、“ヒゲ店”からテロリストまで…ニュートラルな役者の大躍進』

2015年9月4日 12:27

綾野剛、“ヒゲ店”からテロリストまで…ニュートラルな役者の大躍進

(Photo:cinemacafe.net)

(Photo:cinemacafe.net)


おそらくいま、日本で最も多忙な俳優の1人、綾野剛。あるときは、SAT(警視庁特殊部隊)のスゴ腕スナイパー、あるときは、人のよいレンタルビデオ店のヒゲ店長、そしてまたあるときは、巨大ヘリと原発を狙うテロリスト…。さらにこの10月からは、初の単独主演ドラマ「コウノドリ」(TBS)で産科医でありながら天才ピアニストという難役にも挑む。2015年、出演映画は5本。来年には、佐藤浩市主演の『64-ロクヨン-』、渡辺謙主演の『怒り』への参加が発表されている。さまざまな役柄を演じ分け、その勢いをますます加速させる、遅咲きの“カメレオン俳優”に迫った。

佐藤健、福士蒼汰ら、数多くの人気俳優を輩出し、若手の登竜門といわれる平成仮面ライダーシリーズにおいて、「仮面ライダー555」の“怪人”(の人間体)役という、いわば異色ともいえる形のデビューだった綾野さん。その後、バンド活動やインディペンデント系作品に参加をしながら、小栗旬×山田孝之共演の『クローズZERO II』(’09)、さらに『GANTZ』シリーズ(’11)に出演し、注目を浴びた。
学生時代、陸上に打ち込んだ抜群の運動センスもあって、キレキレのアクションで魅せる一方、クールでアンニュイ、どこか陰のある“尖った”イメージで強い印象を残した。

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