2015年9月9日 16:15
Netflix、独自コンテンツの戦略「日本は特殊なマーケット」
それがNetflixの理念なんです」(ヘイスティングス氏)。
「ハウス・オブ・カード 野望の階段」に加えて、マーベル原作の「デアデビル」、『マトリックス』のウォシャウスキー姉弟が手がけるドラマチック・スリラー「センス8」、全米で社会現象を巻き起こした「オレンジ・イズ・ザ・ニュー・ブラック」といったオリジナルTVシリーズは1話の尺やエピソードの数に制約がなく、基本的には全話が一斉配信されるため、その気になれば第1話から最終回まで「いきなり一気見」できるのが大きな魅力だ。
すでに発表されている通り、“テラハ”の新シリーズである「TERRACE HOUSE BOYS&GIRLS IN THE CITY」、桐谷美玲主演の「アンダーウェア」、そして第153回芥川賞を受賞した又吉直樹の「火花」初映像化など、日本でのオリジナルコンテンツ製作にも強い意欲を見せる。ヘイスティングス氏は「日本進出を前に、かなりの時間をかけてリサーチを重ねました。非常に規模が大きく、そして特殊なマーケットだからです」とふり返る。
「例えば、『アナと雪の女王』が大成功する一方で、同じようにアメリカでヒットした映画のすべてが受け入れられるわけではない。