2016年5月15日 09:00
【インタビュー】シャーリーズ・セロン、「“邪悪な女王”は邪悪というより、すごく悲しいキャラクター」
とシャーリーズは説明する。「子どもたちはなんとなく、分かるみたいね。だからわたしがいろいろとやっていても、子どもたちは全然怖がったりしないのよ。でもエミリーとわたしのシーンで、一瞬エミリーに向かってきついことを言ったときに、「ママ、スパイシーだね!」って言っていたわね。それぐらいかな(笑)」。
そして、ラヴェンナのようなキャラクターを演じることは、「女優としてもっとも満足度を感じる瞬間でもあるの」と想いを明かす。「どうしても欠陥を持っている女性のキャラクターや、白黒はっきりしない矛盾していることをする女性のキャラクターに惹かれるわ。以前は男性がそういうキャラクターを演じることが多くて女性が演じる作品は少なかったと思うけれど、最近は傾向も変わっているように思うの。
そういう役柄を掘り下げているときって、俳優としてもっとも満足感を感じる瞬間でもあって、ラヴェンナもそうだったわ」。
(text:Takashi Tokita)
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