2016年9月12日 14:30
14歳、ひと夏の成長を体現した少年たちに聞く…ミシェル・ゴンドリー最新作『グッバイ、サマー』
『エターナル・サンシャイン』から、『恋愛睡眠のすすめ』『僕らのミライへ逆回転』『ムード・インディゴ うたかたの日々』などまで、創造性と遊び心に満ちた独特の世界観と映像で、観る者の心に温かい刺激をくれるミシェル・ゴンドリー監督。
その最新作『グッバイ、サマー』は、少年時代、“画家か発明家になりたかった”という監督が、「100%僕の思い出からできている」と語る自伝的青春ストーリーだ。本作から、“みんなと同じは嫌”という悩みごとを抱える画家志望のダニエルを演じたアンジュ・ダルジャンと、彼と意気投合する機械いじりの好きな転校生テオを演じたテオフィル・バケ、初々しい少年2人の魅力たっぷりなインタビューが到着した。
学校で浮いていた2人の少年は意気投合し、息苦しくうんざりするような毎日を脱出するため、“ある計画”を考えつく。それはスクラップを集めて夢の車=“動くログハウス”を作り、夏休みに冒険に出ることだった――。
長い髪のせいでよく女の子に間違われ、クラスメイトからはミクロ(チビ)と呼ばれ、恋するローラには全く相手にされていないダニエルを好演したアンジュ。本作のキャスティングについて、彼は「あるとき、道で呼び止められて『自分が探している役に適しているから』とこの作品のキャスティングディレクターに声をかけられたんだ。