【インタビュー】志尊淳、“大人”の役者へ「ナチュラルに、直感を大事に」
と明かすが、それより強いのは「自分ができる最大限のモモを演じられれば」という思いだった。
「感情をきちんと表現することで、実写らしいリアリティのあるモモになった気がします。スミレちゃんに飼われるペットではあるけど、可愛いだけじゃない、媚びないモモを作れたんじゃないかなって。それに、物語が進むにつれ、モモ自身がどんどん変わっていくんです。いわゆる男らしさというものが後半になるほど増しますし、本心をさらけ出すシーンも出てくる。芝居の感じ方が身体にも表れてきて、体重を5kgほど落ちてきました。モモの変化を、顔つきや体つきで表現したかったんです」。
「ナチュラルに、直感を大事に演じる」。
これもリアルなモモを演じる上で欠かせないポイントとなったそうだが、劇中に登場する数々の胸キュンシーンを「ナチュラルに」演じるのは難しいのでは?こう訊ねると、「僕も壁ドンや顎クイは勢いだと思っています(笑)!」と頼もしい返事が。
「ぎこちなくやると、おかしくなってしまいますから。でも、口についたミートソースを食べてあげるなんて、なかなかないシチュエーションもあって。キスをして、『キスじゃないよ。甘噛み』なんて言う台詞もあるし。