エルサやジーニーと同じ!? 『モアナと伝説の海』人気キャラクター誕生の秘密
現在も愛される大人気キャラクター“青色でハイテンション”のジーニーが誕生したのだ。『塔の上のラプンツェル』では、塔から出ることを許されていない主人公ラプンツェルの唯一の友達カメレオンのパスカルも、紫色の設定から緑色になるなど、ディズニー・アニメーションではストーリーを伝え、魅力的なキャラクターを生みだすために、日々、試行錯誤が繰り返されてきた。
そして、『モアナと伝説の海』では独特な存在感を発揮するのが、ちょっぴりおとぼけなニワトリ、ヘイヘイだ。彼は原案の時点では、“とても頭が良いうぬぼれ屋”の性格だった。しかし、主人公モアナが島を救うため両親から禁じられた大海原へ出ることを決意し、自分の進むべき道を悩み、傷つきながらも前に進もうとするとき、隣にいる“相棒”ヘイヘイは“頭の良いうぬぼれ屋”よりも“うっかり冒険についてきてしまったおとぼけキャラ”であるほうが、モアナが自分自身で答えを探せる、と変更されたのだ。
しかし、全く逆の役割になったヘイヘイができることといえば、前に進むことと、エサをついばむこと、叫ぶことだけ。目の前にあるものはなんでも飲み込んでしまう困ったクセがあり、騒動を巻き起こすこともしばしば。