くらし情報『【インタビュー】トム・ヒドルストン 理想の俳優、理想の男へ「やりたいことはもっとある」』

2017年3月24日 16:00

【インタビュー】トム・ヒドルストン 理想の俳優、理想の男へ「やりたいことはもっとある」

僕の俳優人生の中心にはシェイクスピアがあるのだけど、彼はあらゆる世代を理解する作家で、彼の戯曲には様々な年齢の役がある。若い恋人たち、戦う兵士、王、父親、賢者、そして道化。全部演じたいよ(笑)。演じるということは自分の表現に終始するけど、そこには可能性がある。いろいろな感情を持てるし、いろいろな人物になれるんだ。いろいろな人生を掘り下げる考古学者のようでもあるよね。しかも、それぞれの役に象徴すべきものが備わっている。例えばロキは茶目っ気といたずら心、コリオレイナスは怒りの持つ破壊的な力、ヘンリー5世は責任の重圧を象徴している。
コンラッドは何かな?彼はおそらく、自然と人間のつながりを象徴する存在なのだと思う」。

トム・ヒドルストン『キングコング:髑髏島の巨神』
俳優業を「いろいろな人生を掘り下げる考古学者」と例えるだけに、「子どもの頃はインディ・ジョーンズになりたかった(笑)。『ジャングル・ブック』の世界にも憧れたけど」とのこと。「若い頃に観た映画ほど、いまの自分に影響を与えているかもしれない」と続ける。
「『カッコーの巣の上で』はずっと心に残っている作品で、つい最近、飛行機で観返したときも変わらない感動を味わうことができた。『ショーシャンクの空に』も大好きだし、『大脱走』は僕を幸せにしてくれる1本。

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