2017年4月15日 11:30
ナオミ・ハリス、『ムーンライト』を語る「俳優たちは奇跡を起こした」
麻薬中毒者という難しい役柄ではあったが、「役のためにたくさんリサーチをしたわ。まずは、ドラッグ中毒から調べて、コカイン依存症を描いたドキュメンタリーをネットで何本も見て、ポーラのような女性を調べていて、だんだん役への糸口が見えてきたの」と語り、ドラッグはもちろんのこと、アルコールもタバコもやらない彼女なりの真摯な役作りの秘訣を明かした。
さらに、ナオミ自身が台本を読み、ぜひこの人と仕事がしたいと思ったというジェンキンス監督については、「バリーは才能のある監督で美しい作品を作る人よ。ただの才能のある監督ではなくて、本物の紳士なの。自分の目指すものや明確なビジョンをしっかり持ってブレずに追及する強さがあって、やさしく穏やかに話してくれるからセットにいて安心感があるの。だから、バリーとの仕事はのびのびできるわ。そういう環境だと俳優たちは奇跡を起こせるの。ベストの力が発揮できるから」と、若き監督を大絶賛。
本作を見事にアカデミー賞作品賞に導いた監督の才能と俳優たちの力を引き出す力に、絶大な信頼を寄せていたことを語っている。
『ムーンライト』はTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開中。
(text:cinemacafe.net)