くらし情報『M・ファスベンダー&A・ヴィキャンデルが恋に落ちた!美しい孤島に注目』

2017年4月20日 18:00

M・ファスベンダー&A・ヴィキャンデルが恋に落ちた!美しい孤島に注目

灯台守の夫婦トムとイザベルの正反対のキャラクターや、戦争の傷跡から逃れられない過去と夫婦の希望として描く未来など、劇中でたびたび暗示される対極の2つのものの象徴として、終わりと始まりの2つの顔を持つローマの神・ヤーヌスに由来しているという。「ヤヌスは、明暗、愛憎、真実とウソと、二面性を持った島だ。島には大きな喜びと共に苦痛があり、生と死がある。私には神話に出てくる場所のように感じていたし、誰も作ったことのないものを作ることに興奮していた」と、シアンフランス監督は語る。

そんな神話のようなロマンティックなロケーション選びの中でも、特に重点を置かれたのが、物語を特徴づける“灯台”だ。昔から文学の世界では、神聖な確固たる場所として表されてきた灯台。劇中で主人公トムは灯台守として働いており、暗闇の中でも人々を導き出す希望の光の象徴として灯台が描かれている。

原作の持つイメージを映し出す灯台を探し出すために、スタッフはオーストラリアとニュージーランドに存在する300以上の灯台を訪ね歩いたという。
そんななか、探し出されたのがニュージーランド南島の最北端のクック海峡にあるキャンベル岬灯台。1870年から、強風が吹く“魔の海”を通る船舶を誘導してきたこの灯台は、高さが22mあり、その下には灯台守の宿舎と庭があるというピッタリのものだった。

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