2017年7月29日 07:00
『ビニー/信じる男』のマイルズ・テラー、自信と努力でできた正直者な男の素顔とは?
ハードルが高いほど燃える性格なのは明らかだ。
今年30歳のマイルズは名門ニューヨーク大学のティッシュ・スクール・オブ・ジ・アーツを卒業後、『ラビット・ホール』(’10)でニコール・キッドマンの相手役に抜擢されて映画デビュー。子どもの頃から俳優を目指していたわけではなく、高校の演劇クラスの先生が美人だったのが全ての始まりというのだから、思わぬきっかけで隠れた才能が花開いたタイプ。
あまりに恵まれたスタートを切ったおかげで、怖いもの知らずなのか、大胆な発言が誤解を呼ぶこともしばしば。「みんな、いい映画に出演するときにすごく頑張るものだと思うようだけど、それは違う。駄作だったときに頑張るんだ。なんとかその映画がうまくいくようにするためにね」(ポッドキャスト「Happy Sad Confused」2016年3月16日出演時にて)と、誰も口にしない映画作りの本音をぶちまけたり、率直すぎる発言の数々でしょっちゅう物議を醸している。『ダイバージェント』シリーズのシャイリーン・ウッドリーや『ファンタスティック・フォー』のケイト・マーラやマイケル・B・ジョーダンなど、同世代の共演者たちとも友人だが、基本的には同業者よりも有名になる前からの関係を優先していて、華やかな交流はあまりない。