2017年10月16日 00:00
【インタビュー】『最後のジェダイ』はなぜ“赤い”?SW最新作を手掛けるライアン・ジョンソン監督を直撃
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』に関して言えば、カイロ・レンに強く興味を惹かれたんだ。彼の存在は青春期特有の怒りや、両親に対する反抗心、特に父親を倒したいという気持ちを象徴している。多かれ少なかれ、いまを生きる若者は自分と重ね合わせるんじゃないかな。そういう意味では、(前作でフォースを覚醒させた)レイと対等な主人公といえるはず。本作のとてもユニークな点だと思うね」。
そのカイロ・レンの母親にして、レジスタンスを率いるレイア・オーガナ役の女優キャリー・フィッシャーが昨年末に突然他界。本作が彼女の遺作となったと同時に、その勇姿はファンの心に永遠に刻まれることになった。
「彼女の出演シーンは、亡くなる前にすべて撮り終えていました。
本当に美しく、完ぺきな演技でした。その後に起こる出来事など、誰も予想はしていませんが、ある重要なシーンでとても力強い姿を披露していて、いま思い返すと、ますます感情がこみあげてきます。彼女との出会いは、僕の人生のハイライト。わずかですが、時間を共有できて、感謝しているし、すばらしいパフォーマンスを作品に残すことができて良かったです。彼女が亡くなったことで、何か変更を余儀なくされたということは一切ありません」。