2018年12月3日 12:20
『ファンタビ』知れば知るほど奥深い!『ハリー・ポッター』と繋がる“重要人物”に注目
そのモットーは「より大きな善のために」。この言葉も、もとはグリンデルバルドとダンブルドアの合い言葉のようなものだった(『死の秘宝』原作より)。
そんなグリンデルバルドの陣営には、グリンデルバルドと行動を共にする美女ロジエール(ポピー・コービー=チューチ)、同じくカロー(マヤ・ブルーム)がおり、さらには、ダンブルドアを前にして「君のことは嫌いだ」と言い放ったイギリス魔法省のトラバース(デレック・リデル)と、『ハリポタ』の時代、ヴォルデモートの信奉者・死喰い人と同じ名字の人物がいる…。いずれも純血の家系であり、何らかの関係はあるのかも。後にヴォルデモート卿を名乗るトム・リドルは、ちょうど『ファンタビ』の物語の頃に生まれている。
すでに指摘されているように、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は登場人物紹介も兼ねた、いわば序章であり、『黒い魔法使いの誕生』でついに物語の核心部が幕を開けた。“血の誓い”によって直接闘うことのできないダンブルドアとグリンデルバルドの関係はそれぞれニュートとクリーデンスを楯にしながら、どんな展開を迎えていくのか。これからも見逃せない。
(text:Reiko Uehara)