2019年2月25日 10:11
【第91回アカデミー賞】『ビール・ストリートの恋人たち』のレジーナ・キングが助演女優賞を初受賞
第91回アカデミー賞授賞式が2月25日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『ビール・ストリートの恋人たち』のレジーナ・キングが助演女優賞を初受賞した。
■GG賞に続き、本命レジーナが混戦の助演女優賞を制す
第89回アカデミー賞で作品賞に輝いた『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督が手掛ける最新作。1970年代、ニューヨークのハーレムを舞台にした本作でレジーナは、婚約者が無実の罪で投獄されてしまった妊娠中の娘を守ろうと奮闘する母・シャロンを力強く演じている。娘への愛と信頼、そしてお腹にいる命をつなぐため、持ち前の強さを発揮し、毅然と行動する姿が印象的だ。
『女王陛下のお気に入り』のエマ・ストーン&レイチェル・ワイズ、今回通算5度目の助演女優賞候補にあがった『バイス』のエイミー・アダムスら強豪ひしめく混戦のなか、第76回ゴールデン・グローブ賞で助演女優賞に輝いていたレジーナが一歩抜け出し、オスカーを手に入れた。
■『ビール・ストリートの恋人たち』ってどんな映画?
原作はオバマ前・米国大統領やマドンナらが敬愛する作家、ジェームズ・ボールドウィンの小説。長年映画化を望んでいたジェンキンス監督が、『ムーンライト』の撮影以前に脚本を執筆し、権利を獲得した念願の企画だ。