アンジェリーナ・ジョリーが“ハマり役”ディズニー最恐ヴィランと出会うまで…その壮絶な道のり
自傷行為や摂食障害…自分に自信を持てない少女時代
アンジーは生まれてすぐに父親(オスカー俳優ジョン・ヴォイト)の浮気が原因で両親が離婚。子どもの頃はメガネをかけ、歯列矯正を施し、痩せていたことからいじめに遭い、心に深い傷を負うことに。そこから自傷行為やタトゥー、摂食障害などに陥り、愛情に飢え自分に自信を持てない苦しい時代を過ごしたという。
だが、女優としてTV映画「ジーア/悲劇のスーパーモデル」(’98)や『17歳のカルテ』などで次第に才能を開花させていき、世界的ヒット作『トゥームレイダー』(’01)の撮影でカンボジアを訪れた際、彼女の人生に転機が訪れる。それはカンボジア出身の男の子、マドックス君を養子として迎えることだった。
カンボジアでの運命的な出会い「人間的に大きく変化することができた」
アンジーはカンボジアの難民や貧困の実態に衝撃を受けたことで母親になる覚悟を決め、「マドックスを養子に迎えて母親になったことは、人生最大の変化だったわ。でも母親になったことで、自分自身が本当の意味で完成したと感じることができた。子どもを持った瞬間から、子どものために人生を捧げる決意ができて、人間的に大きく変化することができたの」